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1. 社会的水問題
脱ダム宣言に象徴される治水、利水問題の顕在化
ダムの堆積泥対策は100年(永遠)先の課題として放置してきたが、
予想外に堆積が進み、水質の悪化で顕在化が早まった。
2. 水問題の身近な例
1. 水不足、給水制限
2. 飲用給水槽に溜まる沈殿、赤錆等の水質不良
3. 都市型集中豪雨、下水道能力を越えた放流水による近海汚染
4. 水質汚染、大気汚染、土壌汚染が複合化してきた。
3. 問題の技術課題
現在の利水システム:沈殿上澄み水の選択的採取
安直な略奪方式で、底泥対策を後送り
新しい利水システム:沈殿底液から選択的に利用する。
そんな泥臭いことがビジネスになるかいな!
やらねばならないが、大変だ!!
4. 問題解決の手段
求心沈降分離分級装置:ピタクロン(R)の提案
原理: 湯飲み茶碗にお茶湯を入れて、茶碗をうまく操作して
茶殻を含む茶湯を回転させましょう。
内容液が回転して、茶殻も回転します。
茶殻が回転運動するときに旋回流の中心に集まる。
求心力と重力沈降が働いて、茶殻は中心部に集合します。
技術: この現象を利用して、沈降底液を抜き出す必要条件を明らかにして
実用的な装置製品を完成し、商品名をピタクロン(R)としました。
名前の由来:求心力はCentripitalセントリピタルと呼ばれます。
旋回運動を利用して分離分級する装置としてサイクロンが知られています。
ピタクロン(R)は、セントリピタルのピタとサイクロンのクロンの合成語です。
サイクロンは、外部からの注入圧力で旋回しますので、注入を止めると
旋回しません。
内部に旋回の駆動力を設けて、旋回を底部分に限定して、重力沈降が
働くように工夫しました。
ポンプ手段で旋回駆動する回路と、取り出す回路との分岐が極めて
重要です。
これらの条件をもって沈降分離分級する方法として特許が認められました。