CMCマイカ水性分散組成の使用方法
CMCマイカ水性分散液の生成
- マイカ微粉体(顔料)にカルボキシメチルセルロースCMCを加える。
- アンモニア水で、pHを 7 〜 8 に調整して CMC マイカ水性分散液を生成する。
塗料の調合
上記CMCマイカ水性分散液に、所望の水性塗料、水性ワニス、ラテックス、エマルジョン、水性インキを添加し、しっかりと封をして軽く振る。
このとき、30℃ 〜 40℃が望ましい。
塗装
- 塗装対象物表面を水洗いしておく事が望ましいが、そのままでもそれなりに塗装できる。
- 凸凹の木目、錆面、汚れた面でもよく浸透して泡跡なく塗布でき、耐水皮膜ができた。乾燥してアンモニアが揮発すると、高純度のCMCがポリエステル架橋で硬化したと考えられる。
- マイカの配合を増やすほどに艶消しになり、半透明になって素地の風合いが生かされる。
浸透、保湿に優れた充填剤パテとして好適で、乾燥硬化物の表面で結露しない特徴に優れる。
タレず、ワキなく、扱いやすい!!
調色
上記塗料に市販の水性ジェットインクを4%添加して、赤・黄・青の三原色と黒色塗料で色の調合が可能である。
試作したところ、半透明で鮮やかな色材となった。